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株価が上がるほどリスクを取る投資家

2017.04.04

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佐々木ベジ氏がソレキアのTOB価格を4,500円に引き上げるの続きです。

ソレキアのTOB価格が上がるにつれて、投資家の買値も積極的になっています。

TOB価格と発表後高値との乖離

TOB価格 高値 乖離
3,500円
(3/16)
3,670円
(3/21)
+4.86%
3,700円
(3/21)
3,930円
(3/22)
+6.22%
4,000円
(3/29)
4,185円
(3/31)
+4.63%
4,500円
(3/31)
4,850円
(4/3)
+7.78%

TOB価格と発表後の高値を比べてみました。昨日4月3日の高値は4,850円です。値幅制限があるために4,850円までしか上がらなかったのですが、なければもっと上がっていたかもしれません。

TOB合戦が始まったときに紹介した「投資家の思惑」をもう一度当てはめてみます。

昨日ストップ高で買った投資家の思惑は、

(A)TOB価格が上昇すれば、「(TOB価格-買値)×株数-手数料」が利益になる
(B)失敗しても、「(4,500円-買値)×株数-手数料」の損失で済む

という考えです。例えば、今後TOB価格が5,000円まで上昇し、買値が4,850円だったとすると

(A)「(TOB価格5,000円-4,850円)×株数-手数料」≒「150円×株数」が利益
(B)「(TOB価格4,500円-4,850円)×株数-手数料」≒「350円×株数」が損失

となります。失敗しても、佐々木ベジ氏に4,500円で買い取ってもらったらいいや、という感じです。

ご覧の通り、成功したときの利益が少なすぎて割に合わない水準になっています。もしかすると、投資家は、TOB価格が5,500円~6,000円くらいに上がることを想定しているのかもしれません。

ソレキア日足チャート

チャートの動きも特殊です。階段を一歩一歩上がるように、水準訂正が行われています。

仮に、TOB価格が5,000円になれば、株価も(5,000円+α)に上がり、5,500円になれば、株価も(5,500円+α)に上がり・・・となります。

今のところ、採算度外視で買う投資家がいないので、まだ、わかりやすい値動きになっています。

このあと、「ストップ高なら何でも買ってみる投資家」や「祭り目当ての短期投資家」が参加し始めると、もっと複雑になるかもしれません。

TOB期間中は、株主の参加(申込)によって、株式市場に流通する株数が減少します。少しの買い注文で株価が跳ね上がることがあるので注意が必要です。

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