株主優待が届かなくて初めて気づく株主が増えそう(キング)
2月1日、東証1部上場のキング(8118)が株主優待の変更を発表しました。
株主優待の詳細
変更前(3/31の株主)
・300株以上保有・・・500円分の図書カード
・1,000株以上保有・・・1,000円分の図書カード
・2,000株以上保有・・・2,000円分の図書カード
変更後(3/31の株主)
・500株以上保有・・・500円分の図書カード
・1,000株以上保有・・・1,000円分の図書カード
・2,000株以上保有・・・2,000円分の図書カード
変更なし(3/31の株主)
・100株以上保有・・ファミリーセール招待状(東京・大阪会場)
・6月ファミリーセールの10%割引券(税込10万円分まで)
変更なし(9/30の株主)
・100株以上保有・・・ファミリーセール招待状(東京・大阪会場)
・12月ファミリーセールの10%割引券(税込10万円分まで)
キングの株主優待は図書カードなどです。今回の変更では、図書カードをもらうには500株以上が必要になりました。
優待投資の基本は、少ない資金でたくさんの優待をもらうことです。そのため、300株ギリギリの株数を保有する投資家がいるはずです。
次回、3月末の株主優待から適用されるので、権利付最終日(3/28)まで残り2ヶ月弱です。今まで300株で図書カードをもらっていた投資家は、200株追加して500株にしないといけません。
おそらく、投資先企業のIRを毎日確認している優待投資家は多くないでしょう。間に合わなければ、図書カードが届いていないことがわかった時点で、この変更に気付くと思います。
極端な話、優待廃止になった方が、情報が浸透しやすくなります。株価が急落することもあるので、そこで気付くこともあるでしょう。
キング日足チャート
図書カード目当ての投資家にとって、非常に大きな出来事です。しかし、株価にはほとんど影響していません。図書カードは500円分なんですが、10万円以上を使った投資資金の意味がなくなるのは、もったいないですよね。
株数不足でもらえない気の毒な投資家が、少しでも減ることを祈るばかりです。