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セブンによるニッセンの株式交換による完全子会社化

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8月2日、東証1部上場のセブン&アイ・ホールディングス(3382)は子会社を通じて、ニッセンホールディングス(8248)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。ニッセンは2016年10月27日に上場廃止となります。

最も重要な株式交換比率は、セブン「1」に対して、ニッセン「0.015」です。上場廃止後、ニッセン1,000株は、セブン15株に換わります。

ニッセンの株価も株式交換比率に近づくように動きます(例:セブン4,000円、ニッセン60円)。この現象をサヤ寄せと言います。ある程度サヤ寄せが進んだら、その後は親会社メインで株価が動きます。

セブンが上がればニッセンが上がり、セブンが下がればニッセンが下がり、と連動します。この傾向は、ニッセンが上場廃止になるまで続きます。

ニッセンホールディングス日足チャート

8248-201607-08

8月2日早朝、株式交換による完全子会社化に関する報道がありました。肝心の比率の詳細がわからなかったので、思惑で株価が急騰しました。2日は、前日比30円ストップ高の126円で取引を終えます。

その後、正式発表で株式交換比率が「1」:「0.015」となりました。セブンの2日終値は4,267円です。セブンとニッセンの株価を比較すると、

4,267円×0.015円≒64円

となり、126円のニッセンは超割高な水準であることがわかります。

そして、翌3日、今度は割高な水準が訂正され、ニッセンの株価はストップ安となりました。

8/1・・・96円

8/2・・・126円(30円ストップ高)※株価2ケタの銘柄は、上下30円動く

8/3・・・76円(50円ストップ安)※株価が100円を超えると、上下50円動く

8月2日に126円で購入した投資家は、たった1泊2日で投資資金の約40%を失いました。倒産株のマネーゲームでも、ここまでの減り方はなかなか見られません。

比率のわからない銘柄に飛びついて買うことが、いかに危険であるかを実感できるサンプルです。

ニッセン株主の今後

冒頭で紹介したように、現在のニッセン株は、株式交換によってセブン株に換わります。ニッセンホールディングスは100株で買える銘柄ですから、ニッセンの株主の多くは、セブンの単元未満株&端株(1株未満の株)になると推測できます。

もし、管理人がニッセンホールディングスの株を持っていれば、ニッセンが割高なうちに、保有株を全て売却します。

ニッセンホールディングスに投資する株主は、株価が大きく変動する“値動きの良さ”を評価しているでしょうから、別の低位株に乗り換えるのが賢明です。

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