初心者向け株式投資本を出版した管理人が、投資の苦手なネット株初心者でも取引できる株情報を提供中。

ベネッセの個人情報流出で株価はどれだけ下がったのか?

2014.07.15

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ベネッセコーポレーションにおける個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び(お問い合わせ窓口のご案内)

大きなニュースとなったベネッセホールディングス(9783)の個人情報流出問題。↑のベネッセ公式ページをご覧の通り、現在も事件に関する経過が日々更新されています。

今回の問題によって、ベネッセホールディングスの株価はどれだけ値下がりしたのでしょうか? 事件発生から本日7月15日までの株価を振り返ってみましょう。

ベネッセホールディングス5分足5日分

97832014070915

事件が公表される前の7月9日から15日までの5分足チャートを並べてみました。10日に株価が急落しています。

個人情報流出事件は、ベネッセ以外にも、過去に何度も発生しています。今回の特徴は「投資家が限られた情報のみで正しい投資判断を求められたこと」です。

今でこそ、「外部業者の派遣社員が個人情報を流出させた」とわかっていますが、公表直後は誰が流出させたか確定していませんでした。正しい情報が小出しになるため、売り買いの判断がつきにくい状況です。

さらに、新しい情報が出てきても、株価になかなか反映されず、短期投資家が活躍する「祭り」状態になっていました。

ベネッセの9日終値が4,360円。対して、直近安値は4,000円まで下がっています。発行済み株式数が1億0245万株ですので、損失額を計算しますと、

360円×1億245万株≒360億円

となり、今回の事件でベネッセの時価総額が約360億円も吹っ飛んだことになります。

ベネッセと同じく急落したジャストシステム

そして、ベネッセの問題が飛び火したのがジャストシステム(4686)です。

ジャストシステムニュースリリース(公式サイト)

ベネッセの個人情報を使ってダイレクトメール(DM)を送ったジャストシステムに批判が集まります。公表直後は個人情報の入手経路が確定してなかったため、「悪意の第三者」の扱いになっていました。

ジャストシステム5分足5日分

46862014070915

こちらも7月9日から15日までの5分足チャートを見てみましょう。もっともインパクトが強かったのは7月10日のストップ安です。この日は、ジャストシステムの叩き売りが続いています。

ベネッセよりも株価が乱高下し、マネーゲームが起きました。のちに「名簿業者から個人情報を買った」ことがわかると、なぜか急速に話題がなくなりました。

まとめ

どちらにも共通することは、事件の詳細が明らかになるほど投資家の関心が薄れることです。現在、事件公表直後に比べて、両社の出来高は著しく減少しています。

今回の個人情報流出問題は、事件前の株主だけが大きく損をする、後味の悪い結果となりました。この先、事件前の水準まで株価が回復するといいんですけどね。

関連記事

アーカイブ

アクセス