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株価の単位を細かくすることでトクをする人、損をする人

2014.07.12

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今朝の日経新聞に株価情報に関するニュースが載っていました。

2014年7月22日(火)から、一部銘柄の株価(呼値)の単位が1円刻みから0.1円(10銭)刻みに変更されます。対象銘柄は「TOPIX100」の構成銘柄です。

みずほ(8411)7月11日気配値(午後3時)

841120140711full

わかりやすい例として、みずほフィナンシャルグループ(8411)の気配値をピックアップしました(SBI証券フル板情報表示サービス)。現在、200円前後のところに、201円、202円、203円・・・と1円刻みで注文が並んでいます。

この1円間隔が0.1円間隔に狭まるという仕組みです。200.1円、200.2円、200.3円・・・と細かく設定できることにより、売り注文・買い注文が約定(取引成立)しやすくなります。

ところが、良いことばかりではありません。すぐにわかるのは、「板情報(気配値)の見づらさ」と「注文の複雑さ」です。今回の措置は、一部銘柄に倍率10倍の虫めがねが標準装備されたのと同じことです。細かい部分を詳しく見るのは便利ですが、大きな動きを把握するのは不便です(虫めがねで全体を眺めるのは、逆に見づらいです)。

気配値の情報量も約10倍に増えるため(注文がきれいに並んでいれば)、注文状況を全て確認するのも苦労します。

また、0.1円刻みになると、売り買いともに注文ミス(小数点の入力漏れ)が増えます。現在、ネット証券では、簡単に注文できる便利な機能を設置するべく奔走しています。

以上を踏まえて、今回の措置でトクする人、損する人は誰でしょうか?

トクをする人は、大口投資家と取引環境が整ったトレーダーが考えられます。

損をする人は、ガラケー&スマホトレーダーです。板情報が膨大に増えるのと、注文・操作の複雑化でデメリットが大きいでしょう。

中長期&初心者の場合は、注文の手間が増えた代わりに、注文が成立しやすくなるのでプラスマイナスゼロ、といったところでしょうか。

証券取引所・証券会社・報道機関は、おそらく「持ち出し」になるんでしょうね。

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