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ユニー株主の憂鬱

2015.10.17

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株式会社ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングス株式会社の経営統合に向けた基本合意書締結に関するお知らせ

10月15日取引終了後、ファミリーマート(8028)とユニーグループ・ホールディングス(8270)の経営統合の詳細が明らかになりました。肝心の比率はファミリーマート「1」に対して、ユニーグループ・ホールディングス「0.138」。ユニーを1,000株保有する株主は、2016年9月からファミリーマート138株に換わります。

この比率は株価にも影響を与えます。ファミリーマートの株価が1,000円であればユニーは138円、ファミリーマートが5,000円であればユニーは690円・・・と、“ほぼ”つり合う状態へ両社の株価が変動します。この現象を「サヤ寄せ」と言います。

以上を踏まえて、本題です。

(憂鬱その1)午後2時のニュースでユニー株価急落

合併比率、ファミマ「1」ユニー「0.13」 株価と同程度に(日経:会員登録で月10本まで無料で読める)

後場の取引“まっただ中”の午後2時(14時)、ファミマとユニーの比率がニュースになります。ファミマ「1」に対して、ユニー「0.13」。この数字がユニー株を急落させます。

午後2時のファミマの株価は5,280円。これに対して、ユニーの株価は769円。この比率どおりであれば、ユニーの株価は80円以上割高です(ファミマは割安)。報道直後にファミマ株の上昇とユニー株の急落が起きました。

ファミリーマート10月15日~16日5分足チャート

8028-20151015-16-5m-1

ユニー10月15日~16日5分足チャート

8270-20151015-16-5m-1

もちろん、証券取引所は、この状況をだまって見ているわけがありません。東証は、14時4分から両社を売買停止にします。15日はこのまま終了となりました。

(憂鬱その2)ファミマ下落でユニー連れ安

ニュースから1時間後の午後3時(15時)、ファミマ・ユニーの両社は冒頭の発表を行います。比率は「0.13」ではなく、「0.138」。この「0.008」の差が重要です。ファミマの15日終値が5,300円、ユニー697円でした。この比率で計算すると、今度はユニーが約35円割安の状態です。「明日は上がるぞ」と株主は安心します。ところが、世の中そんなに甘くありません。

ファミリーマート10月15日~16日5分足チャート

8028-20151015-16-5m-2

ユニー10月15日~16日5分足チャート

8270-20151015-16-5m-2

翌16日、残念なことに、ファミマ株が下落し、ユニー株もいっしょに下がります。良くない方向へサヤ寄せしました。15日に急落し、16日も下がる。将来的にファミマ株に換わるとは言え、投資先の株価が下がり続けるのは、おもしろくありません。

しかし、どうすることもできない。ユニー株主にとって、非常に気の毒な2日間でした。

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